大将やまもと
今日はネットショップのお話の中級編をさせていただきます。
ネットショップを始めたいAさん
初級編でも最初は難しかったですがお話を聞いてその後よく理解できました。中級編が楽しみです。
大将やまもと
そういっていただけると幸いです。中級編はさらに踏み込んだところの話をしますね
ネットショップを始めたいAさん
よく理解しないとネットショップ開業って難しくなってしまいますよね?
大将やまもと
しっかりと私たちの経験談をもとにお話しさせていただきますので安心してください。
ネットショップを始めたいAさん
そういっていただけると安心です。よろしくお願いします。
大将やまもと
ネットショップ中級編
「甘い言葉には騙されないで」
その1)見極めよう!(外部委託もピンキリ)
正直なところ外部委託業者もいろいろなタイプがいます。
ページだけを制作する業者や、受注業務を専門とする業者や、運営全般をする業者(コンサルティング含む)や、SEO対策のみの業者や幅広くインターネットの世界では分業されているためいろいろな請負業者があります。しかしながら外部委託業者によっては悪質な高額請求をしてくるような業者も多々います。
私も以前に外部委託業者を何社か契約しましたが、オススメとしては、経営者の方のスキルにもよりますが、まずはページ制作だけをしっかりとしてもらえるような外部委託や明朗会計な出荷代行などのサービスは良いと思います。
逆に1番危険なのは不明朗でコンサルティングのようなパターンの外部業者は、あなたにスキルがないことをいいことに上手に近寄ってきます。最終的には高額請求だけをされてしまいますのであまりお勧めできません。
どの外部委託業者に関しても言えることですが基本的には自社にスキルの財産が残らないことを前提に見極めていきましょう。
その2)本当に必要なのか?
数字的なことからご説明する方が分かりやすいと思いますのでお伝えします。
初級編でも伝えましたが基本的に損益分岐点を超えるまでの間はできるだけ自社スキルを上げていく形で進めていく方が無難な運営と言う形が取れます。
1つの目安として月商アベレージが500,000を超えるまでは自分のスキルアップのためにもできるだけ簡単なところから人(外部委託等)に頼らず始めていきましょう。
月初アベレージが1,000,000を超えてくると時間の使い方が変わってきますのでページ制作などにおいては外部委託の選択肢もありだと思います。
月商1,000,000円から5,000,000円までの間は運営されているショップさんにもよりますが、基本的にはページ制作依頼のみで(外部委託)充分だと思います。それよりも自社スタッフの補強を優先する方がその後の運営に自社スキルアップと販売戦略の時間を費やされるので1つの目安にしてみてください。
その3)必ず自分のスキルアップを目指す!
自社ECサイトを運営する方でもモール出展される方でも必ず通らなければならないところだと思います。主にスキルアップを必要とされる項目を下記に挙げます。
●原価計算及び損益計算
●商品の品質を伝えるための写真のクオリティー
●イラストレーターやPhotoshopなどを用いたサムネイルまたはランディングページの制作方法(簡単なソフトを使えば初心者でもできます)
その4)まずは簡単なものから利益計算できるフォーマットを作ろう。
ネットショップを運営する上で1番重要になってくるところがこの利益計算の部分です。
単純に売りたいものがあるからと言うようなことで商品を販売する事はできますが、そこに係る決済手数料や販売手数料やさらには配達にかかる運送料金なども計算するべき必須事項です。
お客様に露出を増やすためには広告宣伝費や店舗を運営する上で人件費さらには包装資材等の準備費、家賃や水道光熱費等もかかってきます。適切な適正価格をつけれるかどうかでそこのショップの今後の運営や経営に関わってくる部分なのでまずは簡単なところから自分で計算できる損益計算をしてみましょう。
その5)年間計画を立てる(適材適所な販促予算を組む計画が必要)
自社ECサイトやモール出店に共通することで、販売する商品によっては季節商材や季節の単発的なイベントなども実際は売り上げを上げるためのチャンスであります。「この商品は私たちの関係のないイベント」などと決めつけてしまいせっかく売れるチャンスを無駄にしてしまう人も多く見られがちです。「何かこのイベントに紐付けることができないか?」などと言う考え方で年間の計画を立ててみることが重要です。まずはプランを立てて、そこに適切な予算を組んで、販売する期間の2から3ヶ月前には準備をしておくことが大切です。
自社ECサイト及びモール出店しているネットショップの一般的な1つの目安として、目標売上金額の20%相当額を初期投資として販促予算に組み込み広告費として準備すると言われています。
その6)担当ECCから適切な情報をもらう。(モール出店の場合)
楽天市場やYahoo!ショッピングなどにおいては商品を販売する店舗には必ず担当ECCがつきます。この人たちの主な仕事は受け持ち店舗の売上高を上げるために店舗と一緒になって考えて売り上げアップのための施策を提案してくれます。しかしながら担当によっても違いますがただただ高額な広告を提案してきたりしてくるような悪質な担当も中にはいますので上手な付き合い方が必要だと思います。広告の提案や自社販売商品の適切な販売方法などを聞くには二人三脚で動いていかなければいけないのでここからはあなたの手腕も問われます。
その7)ガイドラインをしっかり読んだ上での運営(モール出店の場合)
モール出店をすれば自社のショップであってもガイドライン(ルール)に基づいた上での運営になりますので、特に注意していかないと罰則や違反点数、さらには罰金および退店なども余儀なくされます。したがってなかなか難しくなるところではありますがガイドラインをしっかり読んだ上での販促活動や企画の提案なども担当者と打ち合わせを綿密に行う必要性が出てきます。
その8)商売の鉄則 売り上げの公式
これはネットショップだけではなく実店舗を持たれている方にも必ず共通する項目なので頭に入れておいてもらえればと思います。
アクセス人数×転換率×客単価=売り上げ
ここではネットショップに関する部分を説明させていただきます。
●アクセス人数→来訪者
●転換率→来訪者全体の中での買ってくれた人の割合
●客単価→売上高を買ってくれた人の人数で割った金額
ネットショップの運営はすべてここになります。
アクセス人数を増やすことも、買ってくれる人を増やすことも、お客様の客単価を上げていくことも、全てにおいて大切になってきますが、●のそれぞれの3項目へのアプローチの仕方は変わってきます。状況に応じて適切な販促を行い結果としてそれが売り上げにつながるような施策を考えなければ店舗としての運営は成り立ちません。
その9)商売の原点 どのようにすればお客様に喜んでいただけるか?自己満足になっていませんか?
自社ECサイトでもモール出店でも共通して言える事は、ネットショップの画面の向こうには必ずお客様がいると言うことです。
「そんなこと当たり前!」と、誰もが当たり前のように思うと思いますが、意外と1番見落としがちなところです。
お客様が購入してくださってこそ初めて売り上げにつながります。お客様が購入していただいてこそ初めてその品物の良さが分かります。
しかしどこかで売れればいいだけのショップに成り下がってしまうとお客様はわかります。
もちろんそれはクレームの原因にもなります。
お客様には誠実に商品を販売すると言うことを心がけ、できるだけお客様の気持ちを考えた上で商品の提案やその後のサポート並びにリピートにつながるための企画販売等のご提案も含めて考えていかなければなりません。
商品によりけりですが季節商材で例えばお祝いの品や贈答などの場合はお客様よりギフト包装の依頼やメッセージカードの依頼などもあります。小規模店舗さんではなかなかしにくい部分もあるかもしれませんが、できるだけお客様の気持ちになったご対応ができればその後のリピートにもつながりますし店舗の発展にもつながります。
出せば終わり!売れれば終わり!ではありません。
ネットショップこそ顔の見えない店舗なので誠実さが必須になります。
その10)中級編まとめ
その1からその9まで上記に記した事は、店舗を出店しようと思っている方や既に出店されていて売り上げを伸ばしたり今後のショップの運営を考え直してみようと思う方には必須なことを私の経験談を元に記載しております。
数字的な説明を皆さんにする方が分かりやすいと思いますが今私が中級編でお伝えした事は、一般的に約月商アベレージが1,000,000円前後までの店舗は必ず必須になります。
もちろんそれ以上の売り上げを求める方はさらに細やかな視点で考えなければならないことがあります。
これからネットショップに携わりたい方やネットショップを開業したい方にはぜひこの中級編まではしっかりと読んでいただきたいと思います。
上級編に関しましては、ネットショップで勝ち残るための、マル秘テクニックや、競合他社には言えないような本当に勝つための特別な情報もあります。
そこに関しましては、ブログやサイトなどでは記載しませんので、別途ご相談させていただければと思います。
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